日本人ならおにぎり!どんなお米がいいの?

おにぎりに適したお米の特徴は?
日本にはたくさんの種類のお米がありますが、一般的におにぎりに適したお米には特徴があります。
冷めてもおいしい
冷めても味や食感がわかるお米であることが一番です。
コンビニではおにぎりを温めてくれますが、温めなくてもおいしく食べられる工夫がされています。
水分があり硬くなりにくい
時間の経過とともにごはんの水分がぬけ、デンプン質が固まるとどうしても硬くなってしまいます。
もともと水分が多く含まれ硬くなりにくいお米が理想です。
新米は水分が多いですが、時間の経過とともに水分が抜けパサパサになってしまいます。
ご家庭でもお店でも保管方法はとても重要になります。
粘りが強い
日本のお米はある程度粘りがあるので、ほとんどがおにぎりに向いています。
その中でも、粘りが強い方がお米とお米がくっついておにぎりの形にしやすく、くずれにくいでしょう。
くずれないようしっかりがっちり握るより、米粒をつぶさないよう、ふんわり軽く握った方が形よく、おいしいおにぎりができます。
また粘りがあった方が硬くなりにくいようです。
お米の味
日本のお米は数百種類あり、(作付けされているものは、そこまで多くはありませんが)味もさまざまです。甘みが強いもの、あっさりしている味までさまざまありますが、これはもう個人の好みとおにぎりの具材で異なるでしょう。
塩むすびなどのお米の味を楽しむおにぎりは、お米自体に甘みがあり、個性が強い方が適しているように思います。
味が濃いこってりとした具材、炊き込みご飯をおにぎりにする場合など具材も一緒に楽しむおにぎりは、お米の味自体があまり主張しすぎない方が全体のバランスがよいと思います。
おにぎりに合うおすすめのお米は?
おにぎりに合う、おすすめのお米をいくつかご紹介します。
コシヒカリ
人気と知名度を誇っています。
コシヒカリは粘り、甘みが強いという日本人が好きな味の特徴がそろっているお米で、おにぎりに適していると言えます。
ミルキークイーン
コシヒカリをもとに開発されたため粘りが強いのはもちろんのこと、最大の特徴は通常のお米よりももちもち柔らかいため冷めても硬くなりにくいことにあります。
つや姫
山形県が10年の歳月をかけて開発し、近年人気が増してきたお米です。
粘りや味だけでなく、炊きあがりの美しいツヤや白さはコシヒカリを上回る評価を得ることもあります。
ゆめぴりか
つや姫と同様に新進気鋭の北海道のお米です。
「北海道でも美味しいお米を作りたい」という道民の夢をかなえたお米がゆめぴりかです。
最大の特徴は、強い粘りがあり、冷めてもモチモチして美味しいことです。
美味しいお米があれば十分に美味しいおにぎりを作ることができますが、日本のお水はお米を炊くのに適した軟水だということも大きなポイントです。
日本の恵まれた気候風土と、開発者の努力と情熱、生産者の方たちにも感謝しましょう。