越後ファームについて


越後ファームのプロジェクトを遂行していく中で浮き彫りになったことがあります。それは、日本の農業はこのままでは衰退していくということでした。今日本は、食料自給率はカロリーベースで41%という低さでありながら、減反政策を行わなければならない状態にあります。また、田舎の若者の都会への流出や少子化の問題、農業への関心の低下などから、担い手は減少し続けています。

プロジェクトの立ち上げ時、皆さんに「これらの問題を真剣に考えよう。ともに会社を盛り上げ地域の活性化につなげよう。」と訴えました。しかし、東京もんが儲からない農業などをやるものかといった疑いもあり、会社を設立した後も地域の目はなかなか変わりませんでした。

そこで会社説明会を開くことにしました。村の皆さんが参加してくれて話を聞いてくれました。しかし説明会でもまだ信用はしてもらえませんでした。説明会の後、お酒の場面になりました。 皆さんでわんさかと私に飲ませます。「飲み方次第では態度が変わるぞ。」なんて冗談も飛び交いました。そして最後には、「信用しないもでもとりあえずやってみろ。」と言われました。

その後、乾燥工場を建設し、精米工場を設置し、今年は6回目の収穫が終わりました。そのような時間を共有する中で、 次第に私たちの想いも理解して頂けるようになり、村の皆さんとの信用関係も築けてきました。

この奥阿賀地方と呼ばれる地域は県下でも米作りには最も適した場所です。 地域の方々も「コシヒカリの名産地として名高い、魚沼にだって負けていないのに」と 口をそろえて言います。しかしながら単体でも出荷は限られ、奥阿賀産のものは「幻のお米」とも言われていました。 このままでは耕作放棄地が増える一方です。厳しい言い方ですが、この原因は新潟という知名度でお客様に喜ばれる、つまり売る努力をしてこなかった代償ともいえます。

まず私たちは農業コンサルタントの協力の下、現状の把握(環境、気象、土壌、水質、雨量、日照時間、日中の寒暖差など)の科学データを蓄積することに努めました。 そして、有機栽培や特別栽培などに適した作り方で安全性のみならず本当においしい米作りをするための土壌をつくりました。

また、乾燥は天日干しや遠赤外線2段階乾燥、保管も保冷庫で通年14度以下、65~70%の湿度にて管理し、精米後も異種異物、着色、虫食いのものは混ざらないように選別機、粒の大きさを整えるため、ふるいにかけるなど徹底しています。ただ作って終わりではなく、お客様のお口に入るまでが、我々の仕事と思っています。

そして現状に満足することなく革新的な試みもいくつも行っております。まだ企業秘密ですが、近い日にお客様に報告できることを切に願っております。

越後ファームにどうぞご期待ください。
すべてはお客さまの「おいしい」の一言の為に。